2013-04-25

御苗場の出展傾向を独断と偏見による統計で眺める

ものすごく今更感ですが、関西の統計をベースに今年の横浜でも実施してみた統計データを掲載します!
御苗場…もはや3ヶ月くらい前の遠い思い出ですが、ある意味で思い出もキレイになってきたところで冷静に眺められるのではないでしょうか。

とりあえず関西の次回開催前に出せてよかった(笑
9月に開催となる関西御苗場はいよいよ6月から募集開始ですね。今年の横浜締切80分の記録を更新できるか楽しみです(間違った期待)。
そして事務局様は相応の対応策を立てているのであろうと期待しています(という勝手なプレッシャー)

さて、今回のは比較のために関西でのデータも振り返って並べてみました。
ソースはこちらです。

正直にやってみた感想は「思っていた以上にシンドイ作業でした(爆)」それに自分あんまり集中力ないみたいです。算出してみた数値をよくよく振り返ってみたら、津田さん小数点まで出しているのに、自分ザクザク四捨五入しているという大雑把さ。性格があらわれますね。

そんな前置きはさておき以下どうぞ。
各項目のコメントは関西のものをそのまま拝借しています。
そして例によって、判断基準はホントに独断なので(一部作家さんに確認できたものもありますが)デジタルかフィルムか、とか実際のところぜんっぜん自信がないです。ゆるーく見ていただければと思います。

カラー

写真の見た目がカラーかどうかです。「混合」は、カラー写真とモノクロ写真の両方を展示していた割合です。

デジタルかフィルムか

写真の見た目から、デジタルで撮影されていると思われるか、フィルムで撮影していると思われるかを区別したものです。実際に作家さんに聞いたものではなく、あくまで見た目から判断した結果です。

具象か抽象か

具象は、何か具体的なものを表現しようとしていると思われる作品です。抽象は、形を省略したり、不要な要素を排除した何かを表現しようとしていると思われる作品です。 具体的なものが写っていても、抽象的な考え方で撮影されていると感じられたものは、抽象にカウントしています。
まさかの同じ数字w

被写体

被写体ごとにカテゴリ分けしたものです。ただし、展示によっては複数のイメージを展示しているものもありましたので、その展示で代表的だと思われる被写体をカウントしました。

国内か海外か

日本国内で撮影されたように見えるかどうかで判断したものです。ただ、御苗場では海外で撮影されたからといって珍しいとか価値があるというように判断されることはないと思います。写真の内容が重要視されるからです。

撮影方針

ここではどのような方針で撮影しているかを判断しました。
「演出・セットアップ」は、あらかじめ決められた意図に対して、モデルに指示をだしたり被写体をセッティングして撮影したと考えられる展示です。
「ドキュメンタリー」は、実際に起こっていることを虚構などを交えずに再構成したものを指します。ネイチャー系の写真もここに入れています。
「アート」とは、演出や事実などよりも、コンセプトや作品の制作手法に重点を置いて作成された展示です。
この判断は、あくまで私の見た目から判断したものなので、もしかしたら作家の意図とは異なるかもしれません。

出展傾向から見る御苗場への出展者像


ここだけ、もともと「デジカメで~」という切り口ですが、 
あまりそれにはこだわってません。

それと横浜ではオリジナルで追加項目を立ててみました。個人的に気になっていたことです。

展示枚数などについては事前のレビュアーインタビュー映像などでもエモンフォトの小松さんなども発言しているように、レビュアーが注目するひとつのポイントにもなるかと思われます。
ただし、レビュアーそれぞれ「シンプルに魅せるのがいい」とか「さまざまなバリエーションがみたい」とか言ってもいますので、結局は自分の求める表現に最も最適な形で出すのが良いですよね。

■展示枚数/額装加工など


展示加工に関してはその他、
引き戸みたいなの、木枠や木片をランダムな格子状に配置して、その上とか間に直貼ったり、キャンバス地にプリントなどなど結構異色を放つものもありました。単純な額装においても映里さんのレビュアー賞を受賞した牧野さんなどは設営面積全面ピッタリに敷き詰めるという形だったりいろいろ工夫が皆さんあります。

<関西総評>展示全体を見渡すと、だいたいこのような構成だと思います。思ったよりもネイチャー系やランドスケープが少ないように感じました。(自然や風景は個性を出すのが難しいからかもしれません。)関西御苗場では、デジタルが主流で、人物を撮影するか、身の回りを撮影している作品が多かったように思います。関東御苗場だと、また違った傾向になることが予想されます。皆様の参考になれば幸いです。


で、横浜の方は…


西も東も概ね似たようなものになったのは「まぁ、同じ日本人やしな」というところでしょうか。。
強いていえば被写体の傾向に違いが見られました
。横浜の方はCP+という場面が影響してかしないでか、風景的な選択が多いような気がします:ちなみに、このカテゴリーの判断には「鳥」・「鉄道」が含まれます。

横浜では「鳥」さん超強いです。鉄道系も熱いです。

以上のような感じでした。
次回関西で開催されるのも楽しみですね。




0 件のコメント:

コメントを投稿